WAM運動会 3

最終種目は障害物リレー
なおこ「普通の障害物じゃないよね?」
りか「そりゃそうでしょう」
ちはる「この服かわいいのにもう着れなくなっちゃうね」
さくら「ほぇ〜」
さくらたちは全員ミニスカメイド服に着替えている。
なつみ「ここで負けられないわ」
クラスメイト「うん!」
なつみたちのクラスはスクール水着に白のニーソックス姿である
ともよ「ルールの説明を・・・今回はいたしません」
さくら「なんで?」
ともよ「どんな障害物があるのかは秘密なためです」
りか「怖いなぁ」
スタート位置に着くなおこ
競争員「位置に着いて用意・・・パン!!」
メイド服姿で走るなおこするとコース上に4つくす玉が吊されている。
ともよ「好きな物を選んで下さい」
なおこ「これにしよう」
くす玉を引っ張ると中から生卵が大量に落ちてきた。頭からそれを被るなおこ
なおこ「気持ち悪いよぅ」
隣の人たちもみんな生卵まみれになっている
ともよ「殻を割るのが大変でしたわ」
ちはる「全部ともよちゃんが用意したんだ」
りか「昨日の放課後いろいろ用意してたのはこれか」
生卵まみれになりながらりかにバトンタッチするなおこ
りか「私はどんな障害物だろう」
少し走ると○、×、△、□のボードがある。某クイズ番組の飛び込みクイズのようである
ともよ「好きなボードを選んでそこに飛び込んでください」
りか「○にしよう」
思いっきり○のボードに飛び込むりか
りか「!!」
目の前に茶色の泥んこプールが広がる
ドボン!
一瞬で茶色く染まるりか顔をあげ横を見ると他の3人も泥まみれになっている
りか「どれに飛び込んでも泥じゃない!」
ともよ「おほほほ」
泥まみれになりながらちはるにバトンタッチするりか
ちはる「頑張るぞ〜」
走り出してすぐに泥んこプールに入る。その泥んこプールに体な大きな女性が立っている
ちはる「何なの?」
ともよ「そこに立っている方はプロレスラーです。その人に捕まらず先へ行ってください」
ちはる「そんな人呼ばないでよ!」
ゆっくり近づくちはる。横を抜けようとするといきなり体を持ち上げられ泥の中に投げられる
ドボン!
ちはる「ペッペッ!口に入った・・・」
他の人たちもプロレスラーに捕まっている。中には後頭部を抑えられ顔を泥に埋められている人もいる
ちはる「こうなったら・・・」
真っ直ぐプロレスラーに走っていくちはる。プロレスラーがちはるを捕まえようとすると
ちはる「今だ!」
ヘッドスライディングをしてプロレスラーの股の間を抜けるちはる。完全に泥人形になりながらプロレスラーから逃げるちはる
ちはる「上手くいったけど、差がついちゃった」
なつみのクラスに差をつけられる
なつみ「さぁこのまま逃げ切るわよ」
少し遅れてバトンタッチするちはる
さくら「絶対負けないもん!」
なつみ「障害物は何?」
目の前に用意された平均台
ともよ「最後の障害物は平均台を渡りきってゴールしてください。平均台の下には生クリームプールになっているので落ちないように気をつけてください」
さくら「ゆっくり、ゆっくり・・・!?」
急に横から風が吹いたと思い見てみると巨大な扇風機がある
さくら「そんなの用意しなくていいよ!」
バランスを崩しおしりから生クリームに落ちるさくら
ドボン!
さくら「痛〜い」
立ち上がるとおしりの部分が真っ白になっている
さくら「パンツまでドロドロだよぅ〜」
そのさくらに近づく体操服姿の女の子。紙皿にたっぷり盛られた生クリームのパイを持っている
ともよ「落ちた人にはペナルティがあります」
さくら「ほぇ?」
ベチョ!
さくらの顔にパイがぶつけられる。かわいい顔が生クリームまみれになる
さくら「息ができない・・・ふんっ!」
片鼻を抑えて鼻から生クリームを出すさくら
なつみ「勝ったわ」
さくら「そうはさせない!」
平均台の上に生クリームを塗るさくら
なつみ「もう少しでゴール・・・!」
さくらの塗った生クリームで足を滑らせるなつみ
なつみ「キャーッ!」
頭から生クリームプールに落ちるなつみ
ドボン!
さくら「やった〜」
ゆっくり顔を上げるなつみ。全身生クリームまみれになっている
なつみ「さくらちゃん、待っ・!!」
ベチョ!ペナルティの顔面パイを受けるなつみ
なつみ「うぐっ!」
顔に着いた生クリームを手で取るなつみ
なつみ「さくらちゃんは?」
ゴールで手を振っているさくら
なつみ「そんな〜」
さくら「やった〜勝ったよ〜」
ともよ「順位を発表します。1位はさくらちゃんたちのクラスです」
なおこ「良かったね」
りか「みんな頑張ったもんね」
ともよ「最下位はなつみちゃんたちのクラスです」
なつみ「負けちゃった」
ともよ「それでは罰ゲームを行います。今回の罰ゲームはクラスの代表者の方に受けてもらいます」
体操服姿の女の子に連れられるなつみ
ともよ「罰ゲームの前になつみちゃんには一度着替えていただきます」
なつみ「着替えるの?」
ともよ「着替えは更衣室に用意してあります」
更衣室に入るなつみ
なつみ「何これ〜!!」
しばらくして更衣室からなつみが出てきた。黒いキャミソールワンピースを着ている
なつみ「これ私の私服じゃない!」
ともよ「罰ゲームはパイ投げです。しかもここにいる全員からぶつけられます」
なつみ「もう早くして!」
何かをあきらめたように覚悟を決めるなつみ
ともよ「罰ゲームスタートです」
ベチョ!ベチャ!
次々にパイを受けるなつみワンピースも少しずつ白くなっている
なつみ「あなたたちも!」
なつみのクラスメイト「ゴメンねなつみちゃん、ルールだから」
ベチョ!
クラスメイトから顔面パイを受けるなつみ
なおこ「顔以外にも〜」
ワンピースの胸元を引っ張り服の中にパイを入れるなおこ
なつみ「やめて〜」
服の中のパイをぐりぐりするなおこ
なつみ「気持ち悪いよぅ」
りか「あれ、スカートが短くてパンツが見えそうだよ」
わざとらしく言うりか。スカートをめくり白に青の水玉パンツが丸見えになる
ベチョ!ぐりぐり!!
おしりにパイをぶつけるりか
りか「パンツが見えてたからパイで隠してあげたの」
なつみ「いや〜ん」
ちはる「それなら前も隠さなきゃ」
ベチャ!ぐりぐり!!
なつみ「もうだめぇ〜」
そう言いながらもあまり嫌がっていないなつみ
ちはる「なつみちゃん、ドMだからね」
なつみ「それは言わないで〜」
すでにパイまみれのなつみの前にパイを持ったさくらが近づく
さくら「な・つ・み・ちゃん!」
ベチョ!顔面パイ!!
なつみ「ぷはぁ!」
なんとか呼吸するなつみ。体操服姿の女の子が4人でなつみを持ち上げ生クリームプールの前へ
なつみ「次は何?」
ともよ「お願いします」
生クリームプールに投げ入れられるなつみ。
さくら「この罰ゲーム一番嫌だな」
生クリームに沈んでしまったなつみ
なつみ「ぶぅ〜」
ちはる「生クリーム女の出来上がり!」
なつみ「ひどいよ〜この服お気に入りだったに〜」
さくら「服の心配なんだ」
ともよ「それにしてもみなさんすごい格好ですね」
全員服も顔も汚れまくってみんな疲れてぐったりしている
ともよ「みなさん疲れているようなのでこのまま閉会式を行います」
順位の発表が行われさくらたちのクラスが優勝になった
ともよ「閉会宣言をお願いします」
ちさと「これにて、第1回WAM運動会を閉会いたしっ・・!!」
ベチョ!
パイをぶつけられるちさと
ちさと「最後ぐらいキレイに終わらせてよ〜」

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