「今日、久しぶりに"アレ"やるか?」
「えー。今日わりといい服着てるのにー」
「別にいいじゃん。なら今度、いい服買ってやるよ。」
「やったー、なら"アレ"やろう!」
そういいながら二人寄り添いながら20代前半の夫婦の隼人と沙紀が、夕食の買い物と"アレ"に使う道具を買いに行った。

そして"アレ"を買って帰って来た二人は靴を脱がずにすぐ風呂場に向かった。
で、隼人が、
「あー、泡立てといて。問題考えとくから。」
「うん。今日は、難しめにね。」
「なら超難しくしてやるw」
「せめて、ややがいいなぁ」
「わかったよ」
と言いながら、リビングに行ってしまった。
沙紀は、"アレ"を袋から取り出した。
生クリームだ。
沙紀は、生クリームを泡立てて皿に盛り付けた。
皿に盛り付け終わった沙紀は、バケツに満杯に水を入れた。
沙紀が、バケツに水を入れてる時に隼人が、戻ってきた。
「今日は、水もかよ。」
「洗い流すようねw」
「まぁいっか、どうせほとんどが、沙紀が、食らうことになるんだからw」
「今日は、さえてるから大丈夫。」
「ならやるか。」
「うん。」
そういうと沙紀は、イスを持ってきて、風呂場にイスを置いて座った。
隼人が、紙を見ながら言った。
「問題、方位磁針で南と東の間に赤の針が、向いていました、さて方角は?」
「答え言ってるモンじゃんw答えは、南東。」
 「ペチャ。」
顔面に大量に盛られてあったパイを顔にぶつけられた。
沙紀が、
「なん・・」
言い終わる前にもう一発。
「だっ・・」
さらにもう一発
沙紀が、クリームを手で払い落として、
「なんで?」
怒り口調に言った。
「方位磁針ってまずなに使う道具?」
「方角を知る道具。」
「なら赤は、どこに指す?」
「あー。ズルイ。」
「北かぁ。」
「簡単だろw」
「簡単だね...」
「次行くぞ。」
「来い!w」
「99を色で表すと何色だ?」
「えー。わかんない。」
「ヒント、1足せば・・・」
「100?・・・・あー、わかった。」
「答えは?」
「白だぁ。」
「理由は?」
「1を足して100にして漢字に変換して1引けば白になる。」
「えー、なんで分かったの。」
「沙紀は、頭いいからw」
「買い物の時、計算できなかったくせにか?」
「まぁまぁ、席について。」
沙紀と隼人が、交代してイスに座った。
そして沙紀が、白くなった手でバケツを持ち、隼人の頭の上に持っていった。
「隼人、行くよ。」
「来い。」
沙紀が、バケツを一気にひっくり返してバケツの水が、隼人の頭から流れ落ちた。
「すっきりした?隼人w」
「すっきりしたよw 沙紀もすっきりするか?」
「うん、沙紀もすっきりしたい。」
隼人が、シャワーを出し、沙紀の頭からブーツまで全身にかけてやった。
「ブーツの中に水入って、グチャグチャするw」
「なら脱げばいいじゃん。」
「いや、なんだか気持ちいいから脱がない。」
「そっか。」
もう二人は、ビショビショだった。
10分ぐらいずっと水のかけっこして遊んでた。
すると沙紀が、
「お腹空いたなぁ〜」
「ならメシにするか。」
「上がろうか。」
「だね。」
二人は、上がってずぶ濡れのまんまキッチンへ向かって行った。




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