WAM姉妹

学校からの帰り道、私はもう汗まみれだった。
暑い、とにかく暑い。
今年の夏は、猛暑という言葉に相応しい暑い日が続く。
今日も例外ではなく、日が照りつけ、地面を焦がしていた。
とにかく一刻も早く、クーラーの効いた涼しい部屋に入りたい。
……いや、それよりも……。

家に着き、玄関の扉を開ける。鍵はかかっていなかった。
「ただいまー」
両親は共働きで、毎日夜遅くまで帰ってこない。
鍵が開いているという事は、姉の友香が先に帰っているのだろう。
居間の机に鞄を置き、ソファーに倒れこむように座った。
その時、バスルームの方から姉の声が聞こえた。
「祐美、おかえりー」
……何故にバスルーム?
って考えるまでもないか、いつもの事だし……。
「暑くてたまらないから、ちょっと水風呂浴びてるのー。祐美もどうー?」
私は迷わず、そのままの格好でバスルームに向かった。
私と姉は、ごく普通の姉妹……とは言えないか。
ちょっと人には言えない秘密が、二つある。

バスルームの扉を開けると、姉が確かに風呂に浸かっていた。
ただし……制服姿のままで。
薄いピンク色のブラウス、赤いリボン、チェックのスカート、紺のハイソックス。
全て着たまま、気持ち良さそうに、水に身を任せていた。
ブラは外しているらしく、ブラウスから、形の良い胸が透けて見えている。
悔しいけれど、姉は私よりも、ずっとスタイルが良い。

「お姉ちゃん、なんというか……相変わらずねぇ」
私がため息まじりにそう言うと、姉は笑顔で、桶に水を入れた。
そして私に向かって……ザバァ!
たちまち私のセーラー服はびしょびしょになり、青いスカーフが体にまとわりついた。
「祐美にだけは言われたくないなー」
「それもそうね……ちょっと待ってね、準備するから」

私は姉と同じようにブラだけ外して脱衣かごに放り込むと、再びバスルームへ突撃した。
そして姉のいる湯船に思い切りドボン!と飛び込んだ。
家の風呂はとても広く、二人が入ってもまだ余裕があるくらい。
「気持ちいいー!やっぱりこんな暑い日は水風呂に限るよね!」
しばらく浸かった後、姉と一緒に湯船から立ち上がった。
ザバァーと、水が姉と私の体を滴り落ちていく。
この瞬間!この、濡れた制服が体を締め付けるような瞬間が堪らない。
私のセーラー服は、襟やスカートの紺色の部分は色が濃くなり、妖しげな光沢を放っていて。
上着の白い部分は、ほどよく……って言い方もアレだけど、ほどよく透けて。
そんな私を見た姉は、荒く色っぽい息をしながら、
「祐美……可愛い!可愛いよ!」
そう言って、私をギューっと抱きしめてきた。

お互いの制服から、ジュクジュクと音が鳴る。
姉の形の良い大きめの胸と、私のちょっと自信のない胸が合わさる。
この時点で、お互いの乳首がすでに硬くなっているのがわかる。
私も、もう限界だ。
「お姉ちゃ……」
言葉よりも早く、姉と私の唇が重なる。濃厚なキス。
お互いの舌が絡まりあう。
姉の手が、私の胸を、そしてスカートの中を愛撫する。
私も負けじと応戦する。
ダメ……とろけそう……もう、立っていられない……。
姉も同じらしく、私たちは再び湯船座り込んだ。
でもキスと愛撫は続けたままで、そして……。
「あ、あ、あぁ……」

果てた後も、私たちはしばらく水風呂に浸かっていた。
水は冷たいのに、体はなんだか火照っている。
「お姉ちゃん……また、やっちゃったね……」
「うん……ごめんね、祐美」
「ううん……私こそ、ごめんね」
私たちの、人には言えない秘密。
一つは、その、何と言うか……ちょっと仲が良すぎる事。
そしてもう一つは、服を着たまま、濡れたり汚れたりする事が大好きな事。
しばらくして私たちは、そのまま第二ラウンドへ突入したのだった……。   

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